2025年9月28日(日)
主催のリサイタルを無事に終えることができました。
これまでの歩みの一区切りとして、これまで多くのご縁の中でいただいてきた室内楽作品を中心に構成しました。
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大学卒業後の思い悩んだ時期に、思い切って全く別の世界へ飛び込みました。

広告代理店の制作部にアシスタントから入り、正社員・デザイナーとして約3年勤務。
終電になることも多く、厳しい日々の連続でしたが、限界の中でもアイディアを絞り出しものづくりに向き合う時間は、確かに自分を鍛えてくれました。
その後身体を壊し、一般企業の事務職に転職、4年間勤務しました。
フルタイム勤務の傍らでも、気にかけてくださる方に恵まれ演奏のご依頼をいただいたり、学生の頃から受け持っている生徒さんを教えたりしながら、夜遅くまでピアノに向かう日々を続けてきました。
あの7年間は、音楽しか知らなかった私が社会の常識や人と関わる勇気を学び、世界の広さと人の温かさを知り、社会の責任の中で生きるということを教えてくれた時間でした。
そして、どんなに忙しくても音楽を手放さなかったこと、それが今の私の誇りです。


現在は、信頼できる方々と共に多くの演奏機会をいただき、
愛しい生徒たちと日々音楽を分かち合える環境に感謝しています。
あの頃の経験が、確かに今の私を形づくってくれたのだと感じています。
今回のリサイタルは、これまで支えてくださった方々への感謝と、
「今の私にできること」を精一杯音で表現した舞台でした。
まだまだ課題も多いですが、少しずつでも前に進めたなら幸せです。
素敵な音楽で支えてくださった共演のヴァイオリニスト長谷部りささん、チェリスト坂上諒さん、

譜めくりをしてくれた同期の伊藤優ちゃん、急遽リハに付き合ってくれた大村芽衣ちゃん、
マネジメントのミュージックステーションさん、
応援してくださった先輩、後輩、友人、生徒さんたち。
お師匠様、そして家族。
お越しくださったすべてのお客様へ。
心より感謝申し上げます。
この日を胸に、また新しい一歩を踏み出します。




